第一章「調査」
探偵事務所のメンバーであるウィンディとエリスはビック・ベンに到着した。すると彼らの頭の中に声が聞こえてくる。
『お二方ビック・ベンにつきましたか?』
秘書であるギルフィードが才能“情報統括”を使い話しかけてきたのだ。ウィリアム探偵事務所では彼の才能をうまく活用し調査を進めていく。
『今回の依頼について説明します。ビック・ベン周辺にて多数の人々が行方をくらましています。また、今回の事件は“才能”が関わっているとのことです。事件の真相、及び犯人を調査し特定してください』
「了解だ、ギルフィードくん、手早く済ませてしまおう」
「そうですわね、わたくしたちに任せてくださいですわ!」
『では、お二人は身長に調査を開始してください』
「さて、行こうか」
彼らが調査を開始するためビック・ベンに近づくと…
「「っ‼︎」」
「なんですの⁉︎」
「これは……っ!」
二人の目の前には先程まで見ていた光景とは別のものが突如として出現したのだった。そこは広い一室で豪邸にあるような優美に飾られた食卓。そんな場所に彼らは居た。
「すごいですわ。豪華な花瓶に綺麗なステンドグラス。なんですのこの場所は?」
エリスが周りの装飾などの豪華さに目が行ってる一方ウィンディは瞬時に周りを把握する。
出口らしき出口がなく一つ大きな扉がある…。
「ふむ。これは空間系の才能かもしれない…。ギルくん、聞こえるかい?」
『はい、どうしましたか?』
「通信はできるようですわね」
「どうやらこの依頼、一筋縄では行かなそうだ。我々はこのまま調査を続けるが、もしもの時の為、他の二人も呼んでおいて欲しい」
『わかりました。どうかお気をつけて』
ウィンディは唯一の扉を開けようとするがびくともしない
「ウィンディ見てください」
何かを見つけたエリスが指を刺しながら声をかける。
「ふむ、これは暗号か」
「これを解けば、扉が開くかもしれないな」
「そうですわね。試してみる価値は十分にあると思いますわ」
「これで…どうかな」
ガチャン
「扉が開きましたわよ!」
「ふむ、予想通り扉が空いたな。調査を続けようか」
扉の先はレッドカーペットが敷かれた先の見えないほど長い廊下。二人は調査を続けるため先に進み始める。